信長のシェフ【第196話】最新話のネタバレ・感想!信長の料理人!!

2018年12月14日発売、週刊漫画TIMES12/28号の最新話!

信長のシェフを読んだので

【第196話】「康長の故郷」のネタバレ・感想をまとめました。

※この記事はネタバレを含んだ内容になっております。

【第196話】「康長の故郷」のネタバレ

偶然の再会

「いやぁ、久し振りやな」
ケンは三好の屋敷の前で声を掛けられます。

「あなたは…?」
ケンは誰かわからず思い出そうとします。

「あ。覚えてへんか? まぁ、会うたのも一、二回やしな」
と老人は悪いながら頭をかきます。

ケンは老人のその手の包丁ダコを見て、思い出していきます。

「ケン、今日の夕餉、作らなくていいぞ!」
と言われてケンは驚きます。

「お館様のお食事はこの方が作ることになった!」
「ささ、台所を好きなようにお使いなさい」
と井上はその人物を案内します。

その老人は魚をさばいて行きます。

(流れるような包丁捌き…)
左手に長い箸を持ち、右手に包丁を持ちます。
ケンはその老人の見事な包丁捌きに見惚れます。

「坪内さん!?」
ケンはハッとして思い出します。

「坪内さんですか!?」
ケンは改めて確認します。

「そや、思い出してくれたか」
戦国の料理人(包丁人) 坪内は嬉しそうに笑います。

 

織田信長と料理人

織田信長と料理人。

それに関する有名なエピソードが一つある――ーー

永禄十一年、京に入った信長は、坪内という料理人を生け捕りにした。
信長は坪内に料理を作らせたが、食してみて激怒した。

「水くさくて食えたものではない!」
「その料理人を殺せ!」

坪内は騒がずこう答えた。

「朝餉を今一度、作らせて下さい」
「それがお気に召さねば、切腹つかまつりましょう」
朝餉は実に美味であった。
信長は上機嫌で坪内に禄を与えた。
後に坪内は、他の料理人にこう言った。

「先に出したのは、京風の薄味。朝のものは、田舎者好みの濃い味だったのさ」

信長を田舎者と小馬鹿にしたエピソードである――

 

信長とケンと坪内と

「何故、坪内さんが三好家のお屋敷の前に…」

「わしは三好家の料理人やからな」

と坪内に言われたケンは驚きます。

「我が坪内家は代々三好家の台所を預からせていただいてたんや」
「上様が将軍を伴って上洛された際、捕まってしもうてな」
「岐阜で数年、話し囚人(めしゅうど)として、暮らしておったんや」
坪内は当時の事情を話し出します。

信長に井上は頭を下げます。

「お館様、坪内はかつて、日の本一と謳われた料理人」
「是非にお館様の御前、坪内の包丁にてつかまつればいかがでしょう!」
と井上は坪内のことを頼み込みます。

「ええお人や。井上はん」
と坪内さんは頷きます。

「ええ。井上さんはいい人なんです」
ケンも頷きます。

(お館様とケンの相手なんかしてられるかい)
(こやつに後釜押し付けて、隠居してやるんじゃ!!)
と井上は目論むのでした。

 

坪内の膳を少し食べた信長は、
「不味い。殺せ」
と命令します。

「今一度、作らせていただけぬでしょうか!?」
坪内は信長に頼み込むように頭を下げます。

「よかろう」
信長は一言、許可するのでした。

坪内は台所に戻ります。

(どういうこっちゃ!?)
(ちゃんと信長の出身地、尾張の味に合わせたはずや!)
(三好家の料理頭として、幾百もの公家、地方の武家を接待してきた)
(何故、信長の口に合わんかったんや!?)

坪内は何故、自分の料理が信長に合わなかったのかと悩みます。

「ケン、やっぱり、夕餉を作れとのことじゃ」
井上はケンに夕餉を作るように言います。

坪内はケンが夕餉を作る様子を見つめ、目を見開きます。
「あんたの塩は、相当攻めとると思うた」

坪内はそれを参考に信長の朝餉を作ります。

「…ふん」
「まぁ、よかろう」

信長は坪内の作った朝餉を食べていきます。
坪内と井上はホッとします。

「ところで坪内、お主三好の者であったな」
「先日、三好康長が織田に降った」
「朝餉の褒美として、三好家への帰参を認めよう」
と信長は坪内にそう命じました。

坪内は思わずぽかんと信長を見つめます。
井上は驚くだけでした。

「そんなこんなで、今は康長にお仕えしとるってわけや」
坪内は事の経緯を話します。

「あの時よりずっとおぬしに聞きたいことがあたんや」
坪内はケンに聞いてきます。

「わしとて、かつては日の本一と言われた料理人」
「諸国の味は誰よりも知っとる」
「何故におぬしの料理が受け入れられて、わしはあかんかった…?」
「あの塩の量は一体何や…?」
坪内は真剣な表情でケンに聞いてきます。

「坪内さんは間違っていませんよ」
ケンは微笑みます。

「客人について気付いた事がありまして」
「皆様、ある程度の地位を築かれた方達なんです」
「そういう方達は戦場に出られても、指揮を執られて直接戦うこともなく」
「生活面でも連歌や茶の湯に興じられる事が多くなり」
「あまり汗をかかず、体が塩分を欲しなくなっておられます」
とケンの話で戦場での様子と、連歌や茶の湯の様子を思い浮かべます。

「上様は、まったく変わらない」
とケンは少し呆れたように笑います。

「毎日、岐阜城を麓の城を片道一時間かけて、往復することを日課とし」
「常に武道の鍛錬を欠かさない」
「いつでも最前線に立てるように」
と岐阜城と麓の城の風景を思い浮かべます。

「上様の舌は『尾張の武将』の舌ではなく」
刀で激しく鍛錬している信長の姿を思い浮かべます。

『尾張の若武者』の舌なんです」
そう言ってケンは信長という人物の舌を言い表わします。

「上様の生活習慣をご存じない坪内さんには、無理なきことかと」
とケンは坪内の失敗は仕方ないと言います。

「確かにわしは、若造に料理を出した事はなかったわ」
とケンの話に納得した坪内。

「合点がいった!」
「それが気になってしょうがなかったんや」
と坪内は晴れやかな表情で豪快に笑います。

「こんなデカブツに負けたかと思うと悔しゅうて…これでぐっすり眠れるわ!」
とお腹を軽く殴られ、ケンは困ったように笑います。

 

間違えた土産

そこで、ケンはようやく気が付きます。
「ちょっと待ってください!!」
「坪内さんは、三好家に仕えていたんですか!?」
ケンは驚いて坪内に詰め寄り、言葉をなくしてしまいます。

「そうだったのか…!!」
ケンは納得したように呟き、何かを考え込みます。

「すみません、坪内さん」
「三好家の台所をお借りできませんでしょうか」
「正月のお土産を作り直したいんです」
とケンは坪内の頼むのでした。

「上様の料理人がいなくなった!?」
と三好は驚きます。

「上様の密命を帯びているなら、易々と帰るはずがない」
「すでに屋敷に侵入しておるやもしれぬ…!!」
三好はいなくなったケンの警戒を緩めませんでした。

ケンは三好家の台所で料理を始めます。

「お茶の粉は砂糖と練って、ジャムに」
「ウエハースは…小麦粉を堺で買っていないな」
ケンは考えながら、料理を考えます。

「後払いで持ちを売っていただけますか」
ケンは坪内にそう頼みます。

「ええで、もちは常備食やさかい」
と坪内は快く譲ってくれます。

「餅を熱した鉄で、押し付ける」
とケンは鉄に餅を押しつけます。

それを見守る坪内。
餅が薄くなります。

「薄っぺらくするんか」
と感心する坪内。

「坪内さん」
「これを三好様に渡していただけますか」
とケンは木の箱を坪内に渡します。

「殿! 料理人がおりました!!」
と部下から報告が入ります。

そこにケンに頼まれたものを持った坪内が現れます。

「上様の料理人より、これを預かりまして」
とケンの作り直したお土産を渡します。

「わ、渡せ!」
慌てて受け取ると三好はすぐに中身を確認します。

中には何かの入れ物と丸いものがたくさん入っていました。

「『宇治茶のジャムとモナカの皮の詰め合わせ』だそうです」
と坪内はケンに言われたままに伝えます。

「『京』の味だとか」
「確かに京は茶の湯が盛んで、茶は宇治の名産ですしな」
と坪内が笑顔で伝えます。

「京……? 何故、このような物を…料理人はどうした?」
訳が分からないという顔の三好。

「正月の土産を間違た、と」
「直接お詫びしたかったけど、出直します言うて」
「帰りましたわ」
と坪内はケンがもう帰ったと伝えます。

「帰った!?」
驚く三好と部下。

 

三好との対面

正月の土産は客人にそれぞれ見合ったものを…が信長の命だった。

だから、今は河内半国を治め、あかなか帰れぬ故郷の味を
と、阿波の名産 スダチのマーマレードをお渡ししたのに…
それが間違っていた。

帰る道、ケンは自分の間違いのことを考えます。

三好様は信長が上洛するまでは京を支配し、
京に住んでいた名門。
京の味こそが故郷の味だったのに…!!

ケンは自分の勘違いを悔しがります。

俺はまだまだ修行が足りない。
とケンは反省するのでした。

まずは俺の後始末の責任を果たさねば…今日は出直そうー
とケンは出直そうと考えるのでした。

「帰ったのか…?」
「これだけ渡して…?」
驚いた三好は思わず立ち尽くしてしまいます。

「ちょ、ちょっと待て」
「そやつを呼び戻せ!」
と慌てた三好はケンを呼び戻すように言います。

三好に頭を下げるケン。

「おぬしは正月の土産を持ってきただけだという」
「ここに本当に上様の意図はないのか…!?」
まだ警戒する三好はケンにそう問いただします。

「はい。此度の間違いは、私の不勉強によるものであり」
「上様の意思に添えたものではなく…まことに申し訳なく思っております」
とケンは三好に詫びます。

「え?」
思わず三好は聞き返します。

「え?」
ケンもつられて聞き返します。

「おぬし、本当にその…ただの料理人…なのか…?」
三好は改めてケンに確認します。

「は? あ。はい。そうです」
訳も分からず素直に答えるケン。

三好は深いため息をついて頭を抱えてしまいます。
そして、思わず笑い出してしまいます。

「情けない。どうやら噂に踊らされておったようだ!」
三好は笑いながらようやく警戒を解きます。

「半分は間違っておらぬ」
「我ら三好家が京に住んでおったのは確かじゃが、それも一族の一部」
「わしは京と阿波を行き来しておったのだ」
と三好はケンに事情を話します。

「酢の橘(スダチ)も間違いなく故郷の味」
「とろりとした甘味の中に感じるほろ苦さと爽やかな香り」
「誠に美味であった」
三好は以前のお土産を食べた味の感想を言います。

三好はモナカの皮にジャムをつけて食べます。

「茶の方もすっきりとした甘みと茶葉の苦み」
「そして、強く香る様が心地良い」
「両方味わえて役得であるよ」
三好は二つの土産を味わえたことを満足そうにします。

ケンは頭をさげます。

「書簡お尋ねたい事とは」
「上様が関係なされていないとなると一体…?」
三好は書簡の意味を聞いてきます。

「あ…それは、私事にございます」
ケンは顔を上げてそう言います。

「実は私、三好様の兵に襲われた事がございまして…」
とケンは本題に入ります。

「…それはすまんな」

三好が謝ると、

「あ。大丈夫です」
と慌ててもう大丈夫だと伝えます。

「その時に離れ離れになった私の仲間をご存じないでしょうか?」
ケンは一番聞きたかったことを聞きます。

「おぬしの…仲間?」
ケンの話を聞いて三好は驚きます。

「いつの話だ」
と三好は聞きます。

「上様が将軍様を伴って上洛された際に、京にて」
ケンは当時のことを話します。

「その者の人相は」
三好の質問に、

「分かりません」
と答えるケン。

「上様が上洛された時…もう十年近く前じゃな」
と三好は当時のことを思い出します。

「その時、三好は畿内から阿波にすぐに撤退しておる」
「おぬし達を襲わったのも残った雑兵達であろう」
「流石にその者達がどうしていたかは分からぬな」
「すまぬが、力になれそうもない」
三好はケンに謝ります。

「そうですか…」
ケンは三好の言葉に目を閉じ、考え込みます。

「ありがとうございました」
と礼を言います。

三好はケンのお土産を見つめます。

「その者は料理人であるか?」
とケンに聞きます。

「お前と同じ副料理長だ!」
という言葉を思い出します。

「はい。そうです!」
ケンは慌てて答えます。

三好は当時を思い出します。

「怪しい奴らじゃ」
と下っ端兵士たちが二人組を追いかけます。

二人組の片方が転んでしまいます。
「殺せ」
と兵たちが襲いかかおうとします。

「待て!!」
と一人の兵が止めに入ります。

「何かこやつ」
「やたら膨おかじゃねぇか…?」
兵たちは頭を抱えてうずくまっている男の体が太っていることに気付きます。

「もしかしたら、名のある者やもしれんと」
「阿波の三好家に連れて参ったと聞いたことがある」
と三好は当時のことを思い出します。

(確かに…)
(この時代で太っていられるのは、裕福は家の者だけ…)
ケンはこの時代の食事情を考えます。

「まあ、調べてみても何者でもなかったようじゃが」
三好の言葉に驚いて言葉を無くします。

「ちょうど坪内がいなくなって、台所が手薄になった故、試しに料理を作らせてみたら」
「何とも珍妙で、何とも美味なるものを作るので、重用しておると申しておったが」
「そやつのことであろうか?」
三好は思い付いた人物のことを話します。

(生きている)
三好の言葉を聞いたケンは感極まります。

望月さんは生きている。
とケンはこぶしを握ります。

希望がつながってゆくー

ケンはここで出会った人達の顔が浮かびます。
穏やかな顔で目を閉じていたケン。

「あの…それで今、その人は…」
意気揚々と尋ねたケンに真顔で見つめる三好。

「ケンよ」
「我らが何故に上様に降ったか分かっておるか?」

 
同じく2018年12月14日発売、週刊漫画TIMES12/28号に
同時掲載されていた最新話はコチラ↓

ごほうびごはん【第214話】最新話のネタバレ・感想・考察! 30秒の魔法!!

2018年12月17日

【第196話】「康長の故郷」の感想

感想

誤解されていたケンは坪内のおかけで、やっと三好と接触できる機会を得ましたね。

でも、やったことは正月の土産を作り直しただけ。
そこで強引にいかないのが、ケンの人柄なんでしょうね。

三好とようやく話せたケンは、望月の話を聞けましたね。
でも、なにかありそうな雰囲気になってしまいました。

次が気になりますね。

青年マンガおすすめ100選!ジャンル別で作品を見つけやすい!

新しいマンガを読みたい!
というそこのあなたに向けて、
毎日マンガを読んでいる筆者がオススメするマンガを100作品紹介します!
 
“100作品もあると、決めるのに迷っちゃうよ!”
“作品が多すぎて、選ぶのに時間がかかる!”
“気になる作品は読みたいけど、わざわざ買うのは・・・”
こんな風に思っちゃいますよね。
 
でも、大丈夫!
ジャンル別に紹介しているので、好きなジャンルだけ見ればok!
そうすると、作品が絞られるし、選ぶ作品が少なくなって選ぶのに時間がかからない!
試し読みできるサイトも紹介しています。
 
それに紹介するのは青年マンガなので、エッチな描写が多い!
 
周りに人がいないか確認して、一人で気になる作品を吟味して下さいね♪
 

▼▼▼※注意※エッチな描写有り!▼▼▼

▲▲▲※注意※18歳以上!!▲▲▲

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です